今はもう秋・・・の訳ない

昨日、お散歩がてらゴミ出しに行ったのですが

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え・・・

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何とも見事な朱色・・・

そう言えば横には

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若葉に混じって晩秋の風景が・・・

中央アルプスはと言えば

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雪を被ってるし

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山桜に混じって紅葉・・・

何か不思議に思える風景です

春紅葉、と言うそうです、この時期楓類は葉緑素が不足するため、一時的に紅葉になることがあるとか

余り暖かくならない気候の所為なのかも知れません

やがて気候が初夏に向かうに連れ、深緑へと色を変えるそうです

秋の紅葉とはまたひと味違う美しさ、出逢えたのは幸運でしょうか

庭の桜、そろそろ終わりです

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鬼が居る・・

昨日の仕事はきつう御座いました

大型機二台を掛け持ちして20㎏クラスの製品を運搬、もう若くは無いのです、最後は目眩がしてまいりました

そもそも私の仕事場は設備が主役です、空気と水と電気があれば生産が可能です、なので人の優先順位はその下となります

人の構成は、機械に付いて出て来る製品を仕上げ、梱包する《ワーカー》、ツールの交換や条件設定などを行う《オペレーター》、そして設備の故障や金型、ツールの破損時に修復を行う《エンジニア》

エンジニアレベルは私とIさんの二人

Iさんは金型のプロです、複雑な形状の金型をネジ一本レベルまで分解し修理、組み付けができます、工具さえ有れば金型を製作することも可能です

私は電気専門です、故障した設備の出力ボードを電磁調理器から取り出した部品で修理したり、その他マニアックな修理を行うので、あのサービスのプロ、ドスケベック仙人様も私の前では電気回路の蘊蓄は言いません

以前は新入社員は先ず、ワーカーとして仕事を覚え、やがてオペレーターとなり、そしてエンジニアへと成長し、最終的に全てを管理する責任者となる、そんな道筋が有りました

しかし、派遣制度と技能実習生制度は全てを壊しました

今や私の職場は外国人実習生と右も左も判らぬ新人が合計6名

この6人を私とIさんの二人で指導しながら仕事を進めている訳です

酷な話です、技能実習生は僅か3年の期間しか居られません、3年といえば、私の職場では漸くワーカーとして一人前になるかどうかの時期

そこで再び全く未経験の言葉も通じない人に入れ替わるのです

表向きは技能を習得させる国際貢献、安い人件費はその教育費代わりと言うことなのでしょうか

加えて、昨今仕事量が増えています、景気が好転した訳では無いでしょう

不景気に耐えられず撤退した企業の仕事が、生き残った会社に廻ってきているだけかも知れません

いずれにしても、只でさえ未熟な作業者が更に人数不足です、そろそろ限界が近づいてきているように感じます

ヘトヘトになって交代時間を迎え、交代に現れた3年目のO君実習生のH君に「二号機から四号機まで三台やってよ」と一言

実習生のH君、彼にとってはO君も指導担当の一人、顔を引きつらせながらも従います

私と言えば・・・流石にこの状況で3台は苦しかろうと、重量級の作業を自分が2台分掛け持ちし、少し手伝ってもらう程度にしていたのですが

私が甘いのかも知れません、体力が低下している時に無理をすれば、後で後悔することになる、これも承知してはいます

しかし、自分がやって苦しい仕事を、他人にやらせることには、抵抗があります、本来人員の拡充で対応すべきなのです

アニメが好きで、連休はイベントへ行くことを何よりの楽しみにしているO君、心優しい青年がいつの間にやら・・・鬼になりかけています

鬼になることも時には必要です、只でさえ厳しい状況です。時に他人に無理を強いてでもやらなければならない時があります

O君、鬼になっても良い、しかし他に対して鬼になる時、自分もまたその鬼と向き合うことを忘れないように

 

今年も元気に咲きました

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我が家の庭の桜です

少し斜めですが、少ない日差しを精一杯受けるためです

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種から育った桜です、苗を植えた訳ではありません

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ソメイヨシノとは花の形も咲き方も違います、咲く時期も少し遅めです

10年ほど前、福島から送ってきたサクランボ、何の気なしに種を2粒庭に埋め、その後はすっかり忘れていました

あの震災から二年後、知らぬ間に大きくなっていた木が花を付けました

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遠い故郷で起こった出来事を知っているのでしょうか、細い幹に枝を伸ばし、精一杯の花を咲かせます

時が来ればやがて実を付ける桜桃の樹、今年もまた同じように実を結ぶことを試みるでしょう

悲しいかな、自家受粉が出来ない桜桃は別の桜が無いと結実できません

不便なようですが、種としての進化を遂げるため、未来へ命を繋ぐためには、異なる種との融合は不可欠、自然の摂理です

人もまた、様々な種族や思想が交錯しながら未来へと向かうのでしょう

庭先に咲く小さな命が、生きることの意味を教えているようです

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廃炉への道

昨日放送のNHKドキュメンタリーである

良い内容の番組が多いため、常時録画の設定にしてある

今回は、福島第一原発の廃炉についての特集

シリーズ化されていて

第1回 放射能”封じ込め”果てしなき闘い

第2回 誰が作業を担うのか

第3回 未知なる闘い

第4回 核燃料デブリ 迫られる決断

第5回 2016調査報告 膨らむコスト~誰がどう負担していくか~

そして、第6回が 2017 核燃料デブリ 見えてきた“壁”

と言うタイトルである

先日漸くカメラが入った原子炉内部

事故後6年が経過したというのに、部分的に✳560svと言う想像を絶する高線量が推定された

このレベルの線量では普通の線量計では測定できないため、あくまでも推定となる

高線量の部分では、カメラ映像が大きく乱れ、ほぼ表示できなくなる、その度合いで推定しているのだろう

それにしても、この線量は人はおろかロボットの侵入も受け付けない

入ったとしても画像が得られない所でどのように作業すれば良いのだ

そして、案の定ではあるが、核燃料デブリはその存在すら確認しきれなかった

無残に溶け落ちたフェンスの穴が不気味である、如何ほどのものが落下したのか、未だ推定でものを言うしか無いのが現実なのだ

✳560sv、人は一瞬で死ぬ、セシウム由来ならば30年経っても380svである、人は2分と持つまい、当然電子機器なども受け入れない

脳天気にオリンピックなどと言っている時では無い

外国からの攻撃を心配している時でも無い

今此処にある危機を認識しなければなるまい

番組最後に東電関係者が語っていた「これは1世代で何とかなる問題では無い、しっかり廃炉作業を次世代に引き継いでいきたい」

親の負債を子どもや孫が返済しなければならない

この理不尽をどう考える

自然、大地は自分のものでは無い、子孫から借りているものなのだ

借りたものは返さなければならない、返せるのか、このままで

NHKスペシャル、良い番組だ、しかし今回はやるせなさだけが残った

 

 ✳放射線量、530svです、どこでどう間違えたのか、反省です

夜勤中に足を挫くとは

暫く更新が途絶えておりました

この所仕事が妙に煩雑で落ち着いて考える事が出来ません。まぁ、普段から落ち着いてものを考えているかと言われれば返答に詰まりますが

仕事量だけ増えて一向に改善されない人員不足、物覚えの奥ゆかしい新人君達、体力気力が低下しているのに頭痛の種は山積みです

あー愚痴だ愚痴だ・・私も爺ぃになったものだ

で・・・今週初め、工具取り替え中に足を踏み外し、表題の如く左足首を捻挫することになってしまったのです

職場にある設備、大型機と言われるものが4台有りますが、そのうち最大の設備、全長10m、幅高さ各2.5メートル有ります、上から落ちれば痛いでは済みません

余程慎重に作業していたつもりが、段差に足を取られ・・・

やってしまった、と思いました、激痛のため暫く動けません、数分後、漸く機械から這い出します

大した落差ではありません、ほんの10センチ足らず

危険作業なので、要求して通常の倍の単価の安全靴を用意してもらっています、油で滑ることもなく靴底の溝は強靱で人の体重くらいではビクともしませんが、足首まで保護するタイプでは無いのです

本来、作業前に準備運動するのは当然で、心掛けても居るのですが、気が焦ると忘れがちになります、後輩よ、肝心なことを省くと結果は自分に返ってくるのだぞ

とりあえず30分もすると普通に(足を引きずって)歩けるようになりました、何しろ休めないのです、しかも夜勤、その日は足首の違和感で熟睡もままならず

翌日には痛みは有るものの普通に歩けました

運動神経はともかく、柔軟性には自信があったのですが、関節が硬くなっているのでしょうか

今年から、自治会の役員です、昼に動けるのは良いのですが、余り多くなると体に堪えます

更に上乗せして何やらお話が来ているようです、余裕が無くなると出来ることすら出来なくなります、当然です

かつての失敗を繰り返さないようにしなければ

漸く桜が咲きました、そろそろ満開です

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この子はまだまだですね

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飛騨高山やら信州安曇野は未だ冬景色とか

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安曇野大好きな安井恭子様から拝借です

そう言えば杁本さん、本日は恵那峡だったとか

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これは3年前の私の写真

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こうして並べてみると自分のどこが良くないのかが判ります

レンズも多分違いますけどね

少し落ち着いて春を感じたいと思います

原因不明なれど

先月来取り組んでいる液晶テレビの修理

なかなか手強い奴です、原因の特定が出来ません

画面が乱れる原因は大まかに

1.受信系統・・・これは外部接続に切り替えることで容易に判定できます

2.映像回路・・・一番大きな原因要素ですが、対象部分が多岐にわたるので判定が難しい

3.パネル不良・・・実は液晶パネル自体に映像回路の一部が入っている事があるため、此方も判定が困難

4.電源系統・・・これも多い原因のひとつ、電圧電流の異常と言うより、電源に異常なノイズが乗ることにより動作不良となる

で・・・とりあえず除外できたのは1.の受信回路のみ、外部接続でも表示不良となるため、受信回路は異常なしと判定

しかし、その後が判らない

手っ取り早いのは回路ブロック毎に部品交換して確認することですが、交換部品が無い・・・・・

何故にここまで修理に拘るかと言えば・・・

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シャープLC32GD7、2005年の製品です、一インチ一万円などと言われた頃、未だ地上デジタルが普及していませんでした

今ならば3~4万円で買える製品です、10倍近い金額は伊達では無い

この製品・・・重い、現行機種ならば50インチクラスの重量です

何故ならば、筐体に使われるのはステンレスの曲げ絞り、金属です

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現在は生産性とコストの絡みで、大概の製品はプラスチック筐体

材料費、加工費とも安く、当然出来上がる品物も安っぽくなることは仕方有りません

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このステンレス曲げ絞り、そしてスピーカーユニットの極細パンチング加工、日本の製造技術の粋です、そして此のスタンド

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優雅で重厚感のあるデザイン、日本の製造業が誇りを持っていた、最後の作品では無かったかと思います

愛国だの売国だの、訳の分からないことを言う輩がいますが、少なくとも私は日本という国を愛しています、日本語は世界で一番美しい言葉だと思います、その言葉で思考できることを幸せに思います

しかしまた、韓国朝鮮の人がハングル語を、中国の人が北京語、広東語を、ゲルマン民族がドイツ語を、世界で一番美しいと言うことに心から同意します

国を愛することは、その国に生きる人々、文化を愛することであって、それは世界中の誰もが等しく持つ物だと考えます

またまた脱線しますね

ともかく、この技術の粋というべき製品、ゴミにする事など出来ません

かといって、部品などとうに保管期間を過ぎています、入手は困難、なれば大幅に改造して、外観だけ残して中身を総入れ替えも有りか・・・

などと考えていた矢先

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何故か治っている・・・

生体ならぬ工業生産物、自然治癒などあり得ないことです

これは恐らく、経時変化の要因に依るものでは無いか、と推測できます

大容量コンデンサの容量抜けによる動作不良、化学コンデンサなので、経時変化があります、重要なヒントです

コンデンサ類は、定格が一致すれば交換が可能です

少し希望が持てました

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桜舞う

先日来より、当ブログ
サーバーエラーにより、更新はおろかアクセスすら不可能な状態に陥っていました
漸く復旧いたしましたので、復活記念の駄文を上げさせて頂きます

今年は桜が遅う御座います、4月も3日となるのに梅すらこの状態

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満開まで今少し

桜に至っては咲く気配すら有りません

全国一早い満開は東京都とか高知鹿児島を差し置いて
気候がおかしくなっているかも知れません

しかし、此処に咲く桜は極上です
全米桜祭り
我が愛するピアニスト作曲家、平井真美子さま
主催のワシントンDCに請われて創られた楽曲
真美子さまも特別ゲストとしてクゥインテットの一員で演奏しています

先ず、最初の挨拶から違いますね、何とも美しい一礼
道徳云々言う輩はこのお辞儀の美しさを知るべきです
そしてこの音楽、「さくら」の曲をモチーフに、という依頼を難なく消化し
尚かつこの解釈、さすがの真美子さまです
このクゥインテットでの演奏は今回限りですが、今度は真美子さまのソロで是非お願いしたい

そして桜と言えば我が姫
酒井敦美さんの光り絵に純白の衣装が染まるこの美しさ

江南、光り絵、桜色

歌唱力と声の美しさだけで無く、その全てが美しい
希有なアーティストです

心の桜は満開なのですが、外の桜は未だ遠く

IMG_1151一昨年の桜です

庭の桜は更に遅いのです、痩せた土地に有る所為か余り大きくなりません
しかし、流石に種から育った桜です、元気に花を咲かせ、葉を茂らせます
今年は少し葉を頂いて桜餅でも作ってみようかな

梅香る

梅は咲いたか桜は未だか・・・風流でありんすねぇ

私の年齢がひとつ増える頃、出会いと別れ、桜舞う季節となります

しかしながら・・・

はや4月を伺う時期なのに桜の便りは未だ遠し

そう言えば、何故か近所の公園が梅の名所となっています

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西行塚・・・梅露庵跡とか・・

嘗て、彼の西行法師がこの地に庵を結び、歌を詠み花を愛でて居られたとか

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つっかい棒が気になります

庵を結ぶだけ有って、良い環境ですね

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最も900年も前にはどんな風景だったのか不明ですが

御覧のように、桜どころか梅すら満開にはほど遠く

三日に上げずお伺いしていますが、朝晩の寒さの所為でしょうか、しかし香りは良いですね、桜の色っぽさとはまた違う、爽やかさの有る香りです、梅、侮るなかれ

先日墓参りに行った帰り、ついでに久々飛驒へ行ったのですが

お土産・・・

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飛驒の《ワルボボ・キャンディ》・・・・・・?

運命では無い・・唯運が悪いだけ?

一粒だけ激辛キャンディ・・・最初からネタバレしてどうする

今一脱力の企画ですね

誰が買ったんだ、こんなもん・・・で・・・何故に私の鞄に入れる・・・まさかこれがお誕生日プレゼントだと・・・

とりあえず一口食べてみる・・・うげぇ・・・最初から当たったよ

普通に小さい子どもなら泣くレベルですね・・唐辛子の辛さと砂糖の甘さ、そして苺の香りが凶悪です

お値段は不明ですが、敢えて買うほどのものではありませんね、素直にさるぼぼ人形を買っておいた方が無難です

飛驒と言えば飛驒牛ですが、実はお団子が美味しいのです

甘ったるいみたらし団子では無く、あっさり醤油味、お値段もお値打ちです、飛驒にお越しの際は是非ご賞味あれ

桜が咲く前にまだまだ色々ありそうです

巡る季節を楽しみつつ、新たな一年へ

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リフォーム詐欺・・・なのか

禍福は糾える縄の如しと申します

二月後半から3月に掛けて、如何にもの状況が続きます

つい先日、齢30年を数える老朽設備が遂に稼働不能になりました

以前から、動作が不安定で作動音が異様に大きく、問題のある設備でしたが、油圧シリンダーが脈動を起こし始め、終には停止の事態、半ば諦め気味にサービスに連絡します

此処からは多分に誇張した内容になります、冗談7割のいつものパターンですが・・・

サービス依頼を受けてやってきたのは、齢30どころか、齢70を遙かに超える白髪のご老人、機械の状態を一目見るなり

「ポンプが逝っているな」

やはり・・・30年の長きに渡りご苦労様、せめて餞に綺麗に磨いてやろう・・などと思案していた処、ご老人、工具箱を取り出し、故障した装置の裏側に廻ります

そして、裏蓋を外し、やおら作業を始めます

「えいくそ、やりにくい、誰だこんな機械を造りやがったのは・・××△◇」などと到底文字に出来ない下品極まりない悪態を吐きながら作業すること約4時間(その機械、アンタの会社の製品だよ)と突っ込みたいのを我慢して居ましたが

「治ったぞ」、の一言

嘘・・ポンプ修理なんて最低1~2ヶ月、費用百数十万円の大仕事

くたばり損ないの爺ぃが一人で出来るものでは無い(遺憾・・悪態が感染ってしまった)

「ポンプ回して見ろ」の一言に恐る恐る起動ボタンを押すと

マグネットスイッチの動作音と共に、得に言われぬ磁気音と回転音・・・まるで新品のモーター音です

ドラム缶を蹴飛ばして転がすような異音はどこにもありません、思えば私がこの部署に配属されて拾余年・・・こんな心地よい作動音は聞いたことがありませんでした

恐るべし、ご老人。彼は多分仙人の化身なのかも知れません、余りの言葉遣いの下品さに仙界を追われ、産業機器メーカーのサービス員に身を窶しているのでしょう

試しに作動させてみると、油圧シリンダーはほぼ無音で設定位置まで動き、しっかりと停止する、しかも速い

どんなもんだと言わんばかりに得意げにご老人、顎髭をさすりながら

「費用見積もりは帰ってから送るぞ」と一言、風の如く去って行きました

・・・そして送られてきた見積書・・・30万円・・・

ご老人が一人4時間で30万円・・・どんだけ暴利やがるんだ・・・仙人ならば霞を喰って生きていけるんだろうに。。。妾でも囲っている生臭仙人なのだろうか

しかしながら、前述の如くほぼ廃棄処分と思われていたマシンが完璧に復活する、数百万の価値があります、中古でも一千万円では利かないですから

設備トラブルから復帰してその数日後・・・

もう一台の設備のメンテナンス・・・清掃指示が入ります

この設備、5台のマシンの中では最小で、世間一般に中型機と言われているものです

内部に異物が残留し、製品に混入する厄介な事態が続いていました、そこで清掃の決定が上層部より下された訳です

清掃に先立ち、サービスから「酸素溶接機を用意して下さい」との依頼があり、当日物置小屋から100㎏を超えるダブルボンベを必死で引きずり出します

待つこと暫し、現れたのは柄本佑と天野ひろゆきのお笑いコンビ

いきなりシャッターの前にバンを駐めます・・・邪魔だよ

酸素溶接機を見て、「何すか・・これ」

何すかって・・アンタのところで用意しろと。。。

「聞いてません」

これだよ・・聞いてないんじゃ無く、聞いてこなかっただけだろう

何か嫌な予感が致します

見かけお笑い芸人でもそこはプロです・・・?

おぼつかない手順でも何とかバラシを済ませ。。。「24のタップは無いですか」・・ねえよそんなもん・・20までしか・・・普通使わんし・・・というか準備して来いよ

暫くしてまた・・・「ヘッド外しの治具はないですか」・・・ドッカーン!!!(ロボットがぶつかる音)集中して仕事している時に声かけるんじゃねえよ・・というか準備して来いよ・・・マシンの横の工具箱に入ってるよ

こちとら設定から微調まで全部一人でやってんだ、てめえらゆとりと遊んでる暇なんかねえんだよ・・・下品さが止まりません、先日のドスケベック仙人の毒気が残留しているようです

どうにかバラシを終わり、清掃を開始ですが・・・ワイヤーバフでガリゴリ・・・粉塵が飛んで飛んで飛んで飛んで・・・廻って廻って・・以下略。聞いてないんじゃ無くスキルが無いんだ・・漸く気付きました

外にある製品が全て油煙で真っ黒に変色・・手元にある10㎏ハンマーで殴りたくなる衝動を辛うじて抑えます

小一時間ほどして、柄本佑君が小さい部品を持ってやってきます

「済みません、この部品なんですけど、かなり痛んでいるので交換された方が良いと思います」

確かに傷はあります、若かし私は知っていますこの掌に収まる部品が私の月収を遙かに超える高価なものであることを

「肝心な部分の平面はしっかり出ているから大丈夫でしょう」

「いゃ、念のために部品を持ってきてるので、此処で交換された方が・・・」工具も持たずに交換部品だけ持ってくるとは・・・やれやれ

一応確認を取り了解します・・予備部品として取っとけばいいや、いざとなれば自分で交換すれば良いし

そして更に一時間後、「電気部品が異常です」・・・慌てて飛んで行くと「丁度手持ちの部品がありましたので交換しておきました」・・またかい

これは所謂リフォーム詐欺というやつに似通っています、一寸失礼お宅の屋根裏床下を点検させてください、等と言って上がり込み、此処が悪いあそこが危ないと様々な機器や工事を売りつける例のあれです

どう見ても詐欺師と言うよりお笑い芸人にしか見えないこの二人、多分上からの指示でやっているのでしょう、事前見積もりが割と良心的なのは、多分部品販売で利益を得るため

信頼と良心で築き上げられた日本のものづくり、何時しか生き残るため形振り構わぬものへと形を変えつつあります

この頼りないサービスマン達は軈てあのドスケベック仙人のように仙術の如き手腕でユーザーを驚愕させるエンジニアに成長できるのでしょうか

そして、O君、N君の若き二人は、そんな厳しい世界で生き残っていけるのでしょうか

悩み多き一週間でした

変わらないもの・・・酒井敦美さんの絵です

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歩きましょう

色失ったこの街の 瓦礫かき分けて

泥にまみれた荷車 押す背中照らす太陽

さあ歩きましょう 歩きましょう 思い出集めて

さあ築きましょう 築きましょう 愛するこの街を

肩寄せ合って越す夜に 灯す月明かり

行き先判らぬ私でも この命あればこそ

さあ歩きましょう 歩きましょう 涙溢れても

さあ築きましょう 築きましょう 愛するこの街を

ああ 強い風よ 過去も未来も どこへ行ったのか

それでも 笑い合える 仲間が居る

さあ歩きましょう 歩きましょう 涙流れても

さあ築きましょう 築きましょう 愛するこの街を

さあ歩きましょう 歩きましょう 笑顔集めて

さあ築きましょう 築きましょう 愛するこの街を 

ともに歩きましょう

3月11日、音と光り絵コンサート第二部、冒頭の曲です

この歌は、酒井敦美さんの光り絵では無く、被災地を中心に写真を撮影する写真家、桜井登也さんのスライドと共に流れました

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ステージに白抜きで《歩きましょう》の文字が投影され、酒井敦美さんの語りが流れます、桜井登也さんの紹介です

震災の直後から被災地へ足を運び、被災地の姿を記録し続けた登也さん、被災地の人が迎えてくれる言葉・・・来てくれて有難う、忘れないで居てくれて有難う、何も要らないから、また来てね・・・

被災地に生きる人に寄り添い続け、被災地の声なき声を伝え続けている登也さん

昨年初めて会った時、何気ない会話の中に、とてつもない強さと優しさを感じ、何時しか言葉に詰まり、涙が溢れそうになったこと、昨日のように覚えています

敦美さんによる登也さんの紹介が続きます、そして、14時46分18秒を迎え、敦美さんの合図で会場全員が黙祷します

そして始まる音楽と映像の世界

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登也さんの写し取った被災地の姿、そして其処に生きる人々、寄り添うように、綾子さんが万感の思いを込めて歌う、《歩きましょう》

音楽と写真が瓦礫の中でも笑顔を忘れぬ人々の姿と重なった瞬間、人の持つ本当の強さを判ったような気がします

登也さんの写す世界と綾子さんの歌声、これこそが今回のコンサートのメインテーマであったと今更ながらに思います

夜ノ森

夜ノ森 春